〜ステロイド、そのものをまず知ってください〜
アレルギー治療に欠かせないのが、皆様ご存知の「ステロイド」
では「ステロイド」とはなぜ使用され、なぜ副作用が問題となっているのでしょうか?とても大切な事なので皆様に知って頂ければと思います。
1950年、アレルギー治療に革命的な薬が出来ました!それがステロイドです。では、何故ステロイドは革命的だったのでしょうか?
わかりやすくお伝えする為、簡単に書きますと「ステロイドには強力に炎症を抑える作用」と「免疫の働きを弱めてアレルギー反応を抑える作用」があったからなのです。この作用を利用してステロイドを含んだ外用薬はアトピー性皮膚炎をはじめ色々な皮膚疾患に使用されているのです。
ところで、皆様はステロイド外用薬には強さのレベルがあるのをご存知ですか?その強さのレベルの違いを例えると、最小の力のステロイドを1とすると、最強の力はなんと4000!つまり、最弱と最強ではなんと4000倍近くの違いがあるのです。専門医は症状の重さ、部位、期間から強さを決めているんです。
つまり、頭ごなしに「ステロイドは絶対的に使用しない事が善だ」とは言い切れないのです。専門医の指示に従い「塗る回数」や「ステロイドの強弱を理解する」「良く効くからといって勝手に同じ外用薬を塗らない」等の注意事項を守れば症状によっては有効なのです。
〜しかし、ステロイドの使用には副作用も頭に入れなければなりません〜
でも、ステロイドは有効といわれても「副作用が心配」という方もいらっしゃると思います。
事実、代表的なステロイドの中には長期使用すると副作用を招くものがあります。その副作用による症状の一部として、ワンちゃんの毛が抜けてきたり、常に口が渇いた状態になったりします。アドレナリンやホルモンを分泌する大切な体の機能である「副腎」の機能亢進と同じような症状がでるのです。
ステロイドを使用する時は副作用を熟知し、常に副作用の発生を念頭に置きながら使用する必要があると言われています。
〜うまく付き合えばステロイドの副作用は防げます〜
革命的であったはずのステロイドは、気兼ねなく「いつでも服用・使用」できるものではありませんでした。他の多くの薬と同様に、誤った使い方をすれば副作用が発生することがわかったからです。(今ではその副作用に悩まされている方も多いと思います。)
しかし、忘れないで頂きたいことは、逆説的ですが、専門医の指示に従い正しくステロイドを使用すれば副作用を防ぐことが出来ることです。